Visual Basic (VB)

 現在「VB」と言えば「Visual Basic .NET」を指すものと思われますが、ここでは Visual Basic 6 以前のVBについて記述します。
VBはマイクロソフト「Microsoft BASIC」を元に開発した言語で、GUIパーツをマウスで配置し、各パーツのイベントで処理するコードを記述することで直感的かつ簡単にWindowsアプリケーションを作成することができます。Windows95の爆発的な普及に伴い、VB(当時はVB4)も広く浸透していきました。
 VBはWindowsの32ビットAPI向けの言語であるため、VB.NETにバトンを渡し、最終バージョンのVB6が2008年にサポートを終了しています。

  私もVB6で多くのWindowsアプリを作成しました。統合開発環境(IDE)も使い勝手が良く、手早くアプリを作成したいときに非常に優秀な言語でしたが、複雑な処理や処理性能が求められるケースでは不向きな言語ではありました。そんな場合は、部分的機能をC(Visual C++)で書いたDLLに切り出して、これをVBから呼び出すようなこともやっていた記憶があります。

 VBのエッセンスを受け継ぎ、新たにオブジェクト指向言語となった「Visual Basic .NET」も現在のシェアは下降線を辿っています。「Visual Basic .NET」の将来性はあるのか?、「Visual Basic .NET」を学習すべきか? などVB好きの私も非常に興味のあるところです。ぜひ、別の機会に考えてみたいと思います。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次